製造業事業所調査は、これまで実施してきた工業統計調査と同様に、我が国の製造業についての最も基本的な調査で、毎年、産業別、地域別、規模別、主要製造品別など製造業の実態を把握する唯一の統計調査となっています。近年、製造業を中心に産業構造の変化等が著しいことから、政府として事業の創出や革新への支援、国内産業の活力の確保、モノ作り等伝統産業の振興諸施策等に取り組んできております。これら施策を適時実施していくためには、製造業の実態を経年的に捉えておくことが不可欠であり、その実態を毎年把握することが求められています。
調査結果は、国のみならず地方自治体においても製造業に対する各種政策の企画・立案・施行のための資料として大いに活用されています。さらに、GDPなどの国民経済計算、産業連関表、鉱工業生産指数などマクロ経済政策等の基礎資料となる二次統計作成のためになくてはならないものとなっています。
このように調査結果が広範かつ頻繁に利用されていることから、毎年の調査が必要(経済センサスは5年に一度)となっていますので、ご理解のほどお願いいたします。