営業外費用とは企業の主たる営業活動以外の原因から生ずる費用のことです。
具体的な費用項目としては次のような項目があげられます。
支払利息、手形売却損、社債利息、商品・材料評価損、社債発行費償却、創立費償却、開業費償却、貸倒引当金繰入額、有価証券評価損、売上割引、為替差損など
しかし、営業外費用に属するかどうかは、項目の名称ではなく、その企業の主たる営業活動によって生じたものか否かによって区分されます。
*通常、営業外費用に属する支払利息は、資金の受入れ、貸付を主たる営業活動とする金融機関にとっては営業活動費用に属します。また、営業外収益に属する投資不動産賃貸料が金額的に重要な場合は、それに対応する投資不動産の減価償却費、固定資産税等の諸費用は、営業外費用に計上します。
*企業の主たる営業活動以外の原因から生ずる費用には、営業外費用の他に特別損失があります。特別損失とは固定資産売却損失、災害損失のような臨時的に発生する損失をいいます。